「名器」という言葉は使い慣れない。だがこの体験でしか当てはまらない言葉がこれ以外に見つからない。コントロールしようとする前に終わっていた。
きっかけ:「性欲の強い女性がタイプです」への返信
ワクワクメールの掲示板には、投稿のタイトルひとつで来る相手の質がまるで変わるという話をこれまでもしてきた。「今夜会える方」「気持ち良くなりたい方」——それぞれに違う温度感の相手が集まる。
その日のタイトルは「性欲の強い女性がタイプです」にした。性欲の強さに自信がある女性、あるいは自分のその部分を受け止めてもらいたいと思っている女性を引き出すためのワードだ。
返信してきたのは20代前半、名古屋市内在住の女性だった。プロフィールには「ぽっちゃり体型」とはっきり書いてあった。目的欄は「相性の良い人探しています」。変に直接的すぎず、でもサービス目的で来ている感じでもない。「ぽっちゃりでも大丈夫ですか?」という最初のメッセージが届いた。
「大丈夫です、来てください」と返した。性欲が強い女性というのは、掲示板で自分から動いてくる。それだけで「本気で会いたい」という意思が伝わる。体型の話は会ってから考えればいい。
「性欲の強い女性がタイプ」というワードには、そういう自覚のある女性が集まる。相手の本気度が最初からある分、会うまでの展開が早い。やり取りは10往復を超えず、その日の夜に会う約束になった。
👉 掲示板の使い方は掲示板投稿の書き方・例文【時間帯別】を参照。
初対面:「思っていたよりぽっちゃり」という現実
プロフィールに「ぽっちゃり」と書いてあった。ある程度の覚悟はしていた。だが待ち合わせ場所で会った彼女は、その覚悟を超えてきた。
思っていたよりも、ぽっちゃりしていた。
ただ、顔立ちは悪くなかった。大きめのパーツ、笑うと愛嬌がある顔。体型にコンプレックスがあるのか、最初は少し恥ずかしそうにしていた。それが逆に素直な印象を与えた。
会話してみると、明るくて話しやすいタイプだった。目的についても「遊びに来ました」とはっきり言った。「ぽっちゃりでも大丈夫ですか?」から始まった相手が、こちらの前で正直でいようとしている。そういう素直さは好感が持てる。ホテルへ向かう流れは自然だった。
「名器」と気づいた瞬間
ホテルの部屋でしばらく話してから、プレイに移った。
普段、ハルは相手のタイミングに合わせながら自分をコントロールする。これはある程度の経験があれば自然とできるようになることで、相手が気持ち良い状態を長く保つために必要な技術だ。
だが今回は違った。
「そろそろかな」と意識する前に、終わっていた。5分程度だったと思う。「イキそうだ」と感じる段階を飛び越えて、気づいたら射精していた。
正直、戸惑った。これまでも締まりの良い相手はいた。しっかり締め付けてくるタイプとも会ってきた。だがこの感覚はそれとは違った。締まりが強いというより、何か別の要素——吸い付くような感触、動きの中で生まれる圧力の変化、それが重なって、気づいたら終わっていた。理由を言語化しようとしても、うまくできない。
「名器」という言葉は軽々しく使いたくないが、この体験にはそれ以外の言葉が当てはまらなかった。
「コントロールしようとする前に終わっていた。こういう経験は初めてだった。締まりが強い子は他にもいたが、この感覚は締まりとは別の何かだ。説明できないが、とにかく気づいたら射精していた。」
エンドレス騎乗位:絞り尽くされた夜
問題はここからだった。
「性欲の強い女性がタイプ」という掲示板ワードに反応してきた彼女は、その言葉通りの人間だった。1回で満足するわけがなかった。
こちらがまだ整理できていない状態で、彼女が騎乗位の体勢になった。止める理由もなかったので、そのまま2回戦が始まった。
結果は同じだった。コントロール不能。彼女の動きの中で、またしても気づいたら終わっていた。
2回戦が終わっても、彼女は止まらなかった。「まだいける?」という顔をしている。性欲の強さは本物で、こちらの限界など気にしていない。満足するまで続けるつもりでいた。
騎乗位が続いた。3回戦、4回戦——ハルが先に限界を迎えた時点で、彼女はまだ続けたそうにしていた。「絞り尽くされた」という表現がこれほど正確に当てはまる体験は、後にも先にもこの1回だけだ。
性欲の強さを前面に出してくる相手は、こちらのペースに関係なく動く。それが心地よい時もある。ただ今回は正直しんどかった。
「騎乗位で絞り尽くされるという経験は悪くない。ただぽっちゃりの子の騎乗位は体感として全然違う。体重が乗ってくるので、気持ちの良さとしんどさが同時に来る。それが3回、4回と続く。」
3回遊んでフェードアウト
2回目も3回目も、展開は同じだった。会うたびに騎乗位で絞り尽くされた。名器の感触は毎回変わらず、コントロールが効かない状態が続いた。性欲の強さも変わらない。「まだいける?」という目をされるたびに、体が答えを出す前に彼女が動き出していた。
関係を続けるかどうかを考えた時、答えはNOだった。
理由は正直に言う。性欲の強さは最高だったが、ぽっちゃりの子の騎乗位がしんどかった。気持ち良さとしんどさが同時に来て、トータルで見ると消耗感の方が上回っていた。名器という点では間違いなく上位の体験だったが、ルックスや体型への好みを完全に無視して続けるほどの割り切りが、ハルにはできなかった。
3回目が終わった後、「また連絡します」と言ってフェードアウトした。彼女の方は続けたがっていたと思う。それでもこちらの気持ちが動かなかったのは、正直に言えば体型の問題だった。
「性欲の強い女性がタイプ」というワードで来る相手は本当に性欲が強い。その分、ぽっちゃりの相手が来た時に覚悟が必要だということも、この体験で学んだ。
この体験から学んだこと
- 「性欲の強い女性がタイプ」系のワードには性欲に自信がある女性が集まる:来る相手の本気度が最初から高く、アポが早い
- 名器はスペックで説明できない:締まりの強さとは別の感触で、コントロールを奪ってくる相手が実在する
- 性欲の強い相手はこちらのペースに関係なく動く:その強度を受け止める覚悟が必要
- 掲示板ワードが相手のタイプを決める:タイトルの言葉ひとつで来る相手が変わる。目的を明確にしたワードは、同じ目的を持った相手を引き寄せる
- 体型への好みは正直に向き合う:名器でも、続けられるかどうかはトータルの相性次第
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